


家族でご飯を食べてお風呂に入り、もう少ししたら眠くなりそうなそんな時いつも息子が絵本を読んで!とせがんできます。
これはパパサウルス家の日常で、こんなやりとりを3年続けています。
子供が絵本好きになり僕自身も絵本を読むのが好きになったのは、長男が生後6ヶ月頃に桃太郎や浦島太郎などの昔話を聞かせた事がきっかけでした。
ギャン泣きしていても昔話を始めると徐々に笑顔になっていくので、僕自身が昔話を話す事が好きになりました。

岡山産まれの子には桃太郎じゃろ!
1歳になるころには絵本の読み聞かせを始めました。
昔話で慣れていたせいか、子供は絵本を集中して聞いてくれるようになりました。
4歳の誕生日を迎えた現在も読み聞かせの習慣は変わりません。
ほぼ毎日読み聞かせをするため年間500冊以上の絵本と出会ってきました。
僕と同じように子育てに奮闘している大学時代の後輩にこの事を話すとビックリしていました。
「父親でそこまで絵本を読み聞かせする事って珍しいですね!」と言われました。
ではなぜ僕は絵本の読み聞かせを続けているのか?
パパ目線での理由を5つに分けてお伝えします!

Contents
理由その1.ふたりだけの時間を作る事ができる

絵本の読み聞かせの間は二人だけの時間です。
もちろん子供とキャッチボールしたり、サッカーをする事も二人だけの時間ですが、仕事から帰ってきて子供が寝てしまうまでの短い時間には、親子をつなぐ架け橋として絵本は最適です。
長男が1歳の頃から読み聞かせをしていたせいなのか、4歳になった今でも「絵本読んで~~」と甘えてきます。
これが可愛いのなんのww
そして絵本を読んだ後は感想を言い合い、ニコニコしながら寝かしつけタイムに突入です。

ここから絵本を引っ張り出してくるんですw
日常のふとした瞬間、子供から「そういえばあの本面白かったね!出てくるイヌの・・・」などと絵本の会話を振ってくることもあります。
子供と共通の話題がどんどんできるので距離がすぐに縮まります。
ジェネレーションギャップもなんのその!
最近はスマホやパソコンでYouTubeを流して子供を釘付けにしておいて、自分の好きな事をする親が増えているように思います(うちもたまに見せちゃう)。
子供はチョロチョロ動き回るので大変さは分かりますが、YouTubeに頼らずパパの所に寄ってくるように絵本を読んであげてはいかがでしょうか?
理由その2.ママのリラックスタイムができる

絵本は短いものでない限り、1冊読み終えるのに大体5分~10分かかります。
何冊も読みますし、面白い絵本はアンコールがかかります(笑)ので終わるまでに約20分~30分要します。
その間、ママは自分のやりたい事ができます。
日中ずっと子供と一緒で、スマホすらろくに見れない事が多いママのためにも、子供を絵本で虜にしてはいかがでしょうか?

理由その3.子供の語彙力が増す


絵本を年間500冊以上読み聞かせすると、語彙力(ごいりょく)や単語の記憶力が増すように思います。
これは個人的な見解なので100%正しい訳ではないかもしれませんが、実体験として感じています。
絵本に登場する虫や恐竜、動物などは片っ端から覚えていきますし、言葉の使い方も覚えていきます。
突然ですがみなさん、絵本はどれくらいの文字数で書かれているか意識したことはありますか?
有名な絵本の文字数をいくつか調べてみました。
まずはこちら
この「ぐりとぐら」は絵本業界で一番メジャーな絵本だと思います。
絵本を読み上げ、音声入力で文字数を調べると漢字変換込みで1034文字でした。
絵本は基本的にひらがなですが音声入力は勝手に漢字変換されるので、ひらがなに戻せば1034文字よりも多くなります。
僕が幼稚園の時、トロルにビビった「三びきやぎのがらがらどん」は約850文字です。
うちの子が好きな「そらまめくんとめだかのこ」は約1500文字でした!
例えば500文字の絵本を年間500冊読むと25万文字を読み聞かせする事になります。
色々な言葉の使い方や単語を覚えやすくなるはずですよね??
理由その4.感動する絵本にめぐりあえる

歳をとると涙もろくなる方は多いと思いますが、絵本を読んでいて感動してヒクヒクと泣きそうになってしまう事があります。
感動した絵本の一つですが「ゆうかんなうし クランシー」を少しだけ紹介したいと思います。
主人公の牛「クランシー」は他の牛と違う体の色で産まれてきました。
その一族の中では色が違うという事で仲間外れにされ、クランシーはつらい思いをします。
クランシーを支えていたのは両親の愛でした。
つらい思いをしていたクランシーですが、いつしか自分の体の色が思いがけない事に役に立つと気付きます。
コンプレックスを武器に変え、いじめていた皆を味方にして、クランシーはある偉業を成し遂げます・・・
ネタばれになるのであまり書けませんが、クランシーの最後の行動に感動して泣きそうになりました。
痛みを知るものは強い!
適当に選んで読んだ本だったのですが、子供も僕も1度読んだだけで心を鷲づかみにされました。
仕事で落ち込むこともありましたが、このクランシーの話に元気をもらいましたよw
この本は市販されていますが手に入りにくいので、図書館で探して読まれることをお勧めします。
他にもまだまだたくさん、感動する本はあります。
読み聞かせで色々な本にめぐりあう事は、宝探しに似ているかもしれませんね!
理由その5.想像力をふくらませることができる

絵本の世界は想像で書かれているものが多く、僕や子供の想像力を刺激します。
生き物や植物が会話をする事は当たり前の様に描写としてありますし、未来や恐竜時代など実際に知り得ない世界がモチーフの絵本もかなり多く見つかります。

色々な絵本、色々な子供、色々な想像
これからAIに仕事がどんどん奪われていく時代が来ると言われていますが、AIはデータをもとに予測はできても想像まではできません。(もしかしたら想像できるAIができるかもしれませんが…)
想像力は人間に備わった貴重な才能だと思います。
現実の世界だけでも想像力は養えると思いますが、絵本は想像力をふくらます手助けをしてくれます。
ぜひ読み聞かせを通じて親子で感じたことを話し合ってみて下さいね!
まとめ
「父親が絵本の読み聞かせをするべき5つの理由」というタイトルでしたが、記事の途中から「父親が…」じゃなくても絵本の読み聞かせはいいよね?と思いました(汗)
とりあえずまとめます!
これ以外にも絵本の読み聞かせは良い所がいっぱいあると思います。
「読み聞かせなんてしたことがないよ」という方は、ぜひチャレンジしてみて下さいね!
最後までお読みいただきありがとうございました!!